パープルムーンは2023年12月14日のいつ見れる?本当か真偽を調査してみた
2023年12月14日にパープルムーンという紫色の月が見れる!という情報が出回っています。
ストロベリームーンなどは聞いたことがありますが、パープルムーンはあまり耳にしないですよね。
そのため、本当に見れるのか?本当に存在するのか?と気になっている方も多いのではないでしょうか。
そもそも、パープルムーンは本当にある月なのか?
もし見れるのであれば、2023年12月14日の何時からなのでしょうか?
本記事では、パープルムーンの真偽について調査した結果をまとめました。
目次
2023年12月14日にパープルムーンが見れるという噂
2023年12月に「パープルムーンが見れる」という噂が飛び交っています。
2023年6月は、ストロベリームーンという満月がとても話題になりました。
パープルムーンは「1000年に一度」という噂が出ており、本当に見れるのであれば激レア!!
何が何でも見たいですよね。
2023年12月14日にパープルムーンが見れるって本当?
まずは、パープルムーンが見れるのはいつなのか?が気になるかと思います。
噂によると、2023年12月14日と言われています。
しかし、本当にパープルムーンが見れるのであれば、ニュースなどで話題になるはずですよね。
テレビなどのメディアにも一切出ておらず、そもそも本当に見れるのか?も疑問です。
そこで、パープルムーンについて調査してみました。
噂の出処はどこ?
パープルムーンが見れるという噂は、いったいどこから出たのか?
調べてみると、TikTokのとある動画がきっかけのようです。
さらに辿ってみると、元のきっかけはXに投稿された画像でした。
写真家のマルセラ・ペースが10年の歳月をかけて撮影した48色の月。 pic.twitter.com/BZcjYvQCFE
— 最多情報局 (@tyomateee) December 28, 2021
このポストがTikTokで流され、そこからパープルムーンが広がっていったようです。
その中で、「12月14日に見れる」という情報を付け足した人がいる模様。
結果的に、TikTokを見た人がパープルムーンが見れる!と言い出し、各SNSでも拡散されていった形になります。
2023年12月14日の月の状況は?
では、2023年12月14日の月の状況はどうなのでしょうか?
満月カレンダーを見てみます。
出典:https://www.arachne.jp/onlinecalendar/mangetsu/
2023年12月13日は新月でした。
12月14日はその翌日となり、ほぼ新月の状態なんです。
そもそも満月ですらないため、パープルムーンを見ることはできません。
パープルムーンは本当に存在する?
今回、パープルムーンは見れないという結論に至りました。
しかし、ここで気になるのが「パープルムーンは本当に存在するのか?」ということ。
ストロベリームーンなどは聞いたことがありますが、パープルムーンはあまり耳にしません。
実は、満月にはそれぞれの月で呼び方が決まっています。
ウルフムーン(1月)
スノームーン(2月)
ワームムーン(3月)
ピンクムーン(4月)
フラワームーン(5月)
ストロベリームーン(6月)
バックムーン(7月)
スタージョンムーン(8月)
ハーベストムーン(9月)
ハンターズムーン(10月)
ビーバームーン(11月)
コールドムーン(12月)
調べてみたところ、どの月にもパープルムーンという名前はありませんでした。
ただし、「ブラッドムーン」という皆既月食によって赤銅色と呼ばれる赤黒い色に見える満月が少し関係している可能性は出てきました。
皆既月食中は太陽・地球・月が一直線に並びます。
地球によって太陽光がほぼさえぎられた本影の中に月が入ります。
太陽光の色は、振幅である「波長」の長い順に赤→橙→黄→緑→青→藍→紫に分けられると言われています。
この赤い光に照らされることにより、皆既月食中の月は赤銅色に見えるのですが、紫色に見えるタイミングがどこかであったのかもしれません。
冒頭でご紹介したTikTokの48色の月の画像。
その中に紫色の月は確かにあったのですが、いつどこで撮影されたものなのかはわかりませんでした。
果たして本当に存在するのかはわからないですが、2023年12月14日にパープルムーンは見れないのは確かです。
また、パープルムーンと呼ばれる月も名前自体は存在していないものなのでご注意ください。