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国産いりこ(木村海産)にフグ混入?毒がある種類?商品の回収や今後の対応は?

2020年1月9日、木村海産が製造している「お徳用 国産いりこ」に乾燥フグが混入しているとして、Twitterで話題になっています。
カタクチイワシを使うのが一般的ないりこ(煮干し)ですが、その中にどこからどうみてもフグにしか見えないものが入っていました。

国産いりこに入っているフグの種類は何なのでしょうか?
毒がある種類?

フグ混入の可能性がある国産いりこの賞味期限や製品はいつのものなのでしょうか?
商品の回収は今後の対応も気になるところです。

もし、フグ混入商品を見つけた場合はどうすればいいのかなど、本記事で国産いりこフグ混入の問題についてまとめていきます。

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お徳用 国産いりこにフグ混入?!

2020年1月9日、Twitterでとある投稿が話題になりました。
その内容は、「国産いりこにフグが混入していた」というもの。

その画像がこちら。

上が本来の国産いりこ。
下が、今回混入していたフグです。

この国産いりこには、カタクチイワシが使用されています。
明らかにカタクチイワシとは違うその風貌は、まさにフグ・・・。

投稿元も貼っておきますね。

投稿されたのが、1月9日の17時15分。
同日の23時時点では、ニュースなどでは流れていませんが、リツイート数が着々と伸びており、今後メディアで取り上げられる可能性がありそうですね。

国産いりこに入っていたフグの種類は?

ここで気になるのが、国産いりこに入っていたフグの種類。
フグといえば、毒があり危ない!という認識はあると思います。

フグには、「テロドトキシン」という猛毒があります。
人の命を奪ってしまう毒であり、これまでもフグで命を落としてしまった方はたくさんいます。
捌くのには免許が必要で、猛毒のある内臓などは生ごみには出せません。

種類は世界で約100種類、日本近海でも約50種類と言われています。
そのうち日本で食用として認められているものは22種類ですが、それらも免許がある方が調理して初めて食べることができます。

では、国産いりこに入っていたフグの種類は何なのでしょうか?

ネットでは、「シロサバフグ」ではないか?と言われています。
シロサバフグは日本で食用として認められているフグであり、少量なら健康被害はないとも言われています。

しかし、シロサバフグに似た「ドクサバフグ」という種類もあり、どちらなのかははっきりわかっていません。

画像で見てみると、シロサバフグもドクサバフグも知識がない人には同じに見えてしまうと思います。
もちろん私も、見分けがつきません・・・。

どちらなのかはっきりわかっていない上に、もしほかの国産いりこにフグが混入していたとしても、同じ種類のフグとは限りません。

テトロドトキシンは、熱で分解できない猛毒です。
いくら乾燥されているといっても、猛毒を持つフグを食べると大変なことになってしまいかねません。

絶対に興味本位で口にしないようにしましょう。

国産いりこのフグ混入の可能性があるのはいつの商品?

今回Twitterで話題となった国産いりこのフグ混入ですが、いつ製造された商品なのかも気になるところ。

投稿者さんはいつ購入したのか、賞味期限がいつのものなのかは記載していません。
また、どこで購入したのかも書かれていません。

ただ、お住まいが東京ということなので、東京のスーパーで購入した可能性があります。

国産いりこは、業務スーパーなどをはじめ、いろいろなスーパーで売られています。
もし手元に持っている方は、一度中身を確認したほうがいいでしょう。

国産いりこの商品回収や対応はどうなる?

国産いりこのフグ混入は、2020年1月9日にTwitterに投稿されました。
Twitterでは話題になっていますが、テレビのニュースなどにはなっていません。

ただ、投稿者さんは既に問い合わせをしたようです。

製造元が食べてもいいと言ったのでしょうか・・・?
現物を見ていないのに、ちょっと怖い返事ですよね・・・。

回収する様子はなさそうですが、今後どのようになるかはわかりません。

フグを販売するには有毒部位を除去する必要があります。
稚魚だとしても、未処理で販売するのは食品衛生法違反にあたります。

本来ならフグが見つかった時点で商品が回収になるのですが、国産いりこは加工はしてあるので、食品衛生違反には引っかからないということになるのでしょうか。

ただ、過去に別メーカーのいりこにフグが混入していた際は、回収していました。
もしかすると、メディアで取り上げられて、該当する商品は回収という方向になるかもしれません。

国産いりこの製造メーカーはどこ?

お徳用 国産いりこを製造しているメーカーはどこなのかも気になりますね。

こちらの商品は、木村海産という会社が製造をしています。
本社工場は香川県さぬき市にあります。

名称株式会社 木村海産 本社工場
住所香川県さぬき市津田町鶴羽778番地33
電話番号0879-42-0123

日本国内は香川県にしかありませんが、この他、引田工場、インドネシアにも事務所と工場があります。
昭和37年に創業されているので、それなりに老舗の会社ですね。

しらすにもフグが混入することがある?

フグ混入問題は、実は以前から何度もニュースになってきました。
いりこ(煮干し)だけでなく、しらすにも混入していることがあるようです。

2014年には市販のしらすに、フグの稚魚が混入。
業者が商品の回収を呼びかけていました。

2019年7月には、神奈川横浜市戸塚区のスーパーで購入した「釜揚げしらす」にフグが混入。
4センチほどあり、結構な大きさがありました。


他にもフグが混入していたという事例はたくさんあります。
この2件は健康被害は出ていませんが、食べないように呼びかけられていました。

シラスを加工する現場には「選別装置」があります。
チェックはもちろんしているのですが、100%除去するというのは不可能なんだとか・・・。

中にはエビなどが入っていることもあったりします。
イワシなどではない生物が入っていることは珍しいことではありません。

ただ、フグの場合は毒があるのかないのかの判別が素人にはかなり難しいんですね。
しかも乾燥されていると原型がより分かりづらくなっています。

明らかに種類の違うものが入っていたら、絶対に食べないようにしましょう。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、しらすなどを離乳食などに使うと思いますので、手間はかかりますが1つ1つ確認することをおすすめします。

フグ混入商品を見つけたら食べずに電話を

今回、Twitterで話題となった国産いりこのフグ混入。
たまたま国産いりこの商品が話題になりましたが、もちろん他のいりこ商品や煮干し商品にも混入している可能性はあります。

出汁をとったりつまみとして食べたりすることが多いと思いますが、いりこは特に1つ1つ見て確認してから食べたり、出汁等に使っていかないと怖いですよね・・・。

もし、いりこ商品や煮干し商品にフグらしきものが混入していた場合。

まずは購入場所や製造元へ連絡して相談をします。
うまく取り合ってくれない場合は、保健所への連絡もしておきましょう。

フグはいくら毒がなくても、見つかれば商品を回収しなくてはいけません。
必ずしも安全なフグが入っているとも限らないので、できれば注意喚起も兼ねて保健所へ連絡するのが良いと思います。

業者の方にとってはフグ混入はかなり悩ましい問題だそうですが・・・。
安易に口にすると大変なことになる可能性がありますので、必ず見つけたときは電話をするようにしてくださいね。
そして、商品は使用せずフグとともに証拠品として保管しておきましょう。

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