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1644から始まる電話番号はどこから?電話に出たらどうなるか検証

2023年9月に入り、+1644~という電話番号から電話がかかってくるようになりました。
明らかに日本の電話番号ではないため、どこからなのか、どこの国なのか気になりますよね。
話題の中国からの電話なのか?と不安に感じている方もいるかもしれません。

留守電が回る場合、「NTTファイナンスです」という自動音声が残っています。
「料金未納」「法的措置」といった内容に加え、オペレーターに繋ぐためには「1を押す」といった案内もされます。

+1644で始まる番号は、本当にNTTファイナンスなのでしょうか?
電話の目的は?
出てしまった、1を押してしまった、かけ直してしまったらどうなるのでしょうか?

本記事では、+1644の電話番号はどこからなのか、電話に出たらどうなるのかを検証しています。

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+1644から電話がかかってくる

2023年9月に入り、+1644~から始まる電話番号から何回も電話がかかってくるようになりました。
不在着信として残っているものの、見に覚えがない電話番号・・・。

明らかに日本ではないこと、国際電話であることはわかります。
ちなみに日本の場合、+81~から始まるので、どう見ても日本ではないんですよね。

+1644から始まる電話番号はどこから?

日本ではないことはわかるのですが、そうなると+1644がどこの国なのか気になるところ。

調べてみたのですが、「+16」もしくは「+1644」で始まる国際電話番号はありませんでした。
ただし、「アメリカ」や「オセアニア」方面で「+1」という国番号・国際電話番号はあります。

例えば、アメリカであればアメリカ合衆国、カナダなど。
オセアニアであれば、サイパンやハワイなどは「+1~」から始まります。

つまり、「アメリカ」や「オセアニア」方面からの電話番号ということになります。

+1644から始まる電話番号に出たらどうなるのか検証

国際電話番号である+1644から始まる電話番号。
いったい何の用があって電話してきたのか気になりますよね。

気になるけど出るのは怖い、掛け直すのは怖い・・・という方もいるかと思います。
そこで、実際に出たらどうなるのか、かけ直したらどうなるのかを検証してみました。

※電話番号流出のおそれがありますので、かなり危険です。
絶対に真似しないでください。

電話に出てみる

まずは、+1644の電話に出てみます。
電話に出てみると、以下の自動音声が流れ始めました。

NTTファイナンスより重要なお知らせです。
現在ご利用の電話回線にて未納料金が発生しているため、法的措置へ移行します。
オペレーターへお繋ぎする場合は「1」を押して下さい。

電話先はNTTファイナンスであることが判明。
しかし、NTTファイナンスがなぜ+1の国際電話番号なのか?という疑問がでてきます。

こちらの音声を載せたいのですが、うまく載せることができませんでした。
ちょうど同じガイダンスが流れる動画を見つけたので貼っておきます。

動画を見ていただくとわかるのですが、こちらは岐阜県の警察官個人の電話にかかってきたものになります。
内容は全く同じであり、動画で結論がでていますが「詐欺」なんです・・・。

そして今回は、オペレーターに繋がるということもあり、オペレーターにも繋いでみます。

ガイダンス「1」を押してみる

自動音声ガイダンスにて「1を押してください」と案内されたため、ガイダンス中に「1」を押してみました。

すると、自動音声ではなく、ちゃんと人間のオペレーターに繋がったんです。
対人での通話となり、以下の内容を聞かれました。

・名前
・電話番号
・住所

いわゆる「本人確認」です。
例えばクレジットカードなどに問い合わせる際も、本人確認はされるので対応としては一般的です。

ここで個人情報を伝えると「本人確認が取れました」と言われます。
その後、未払い料金の支払い方法などの案内をされます。

コンビニで支払うよう言われ、身に覚えがないといってもなんだかんだと理由をつけてきます。
話していても埒が明かないので、強制的に通話を終了しました。

なお、今回は「架空人物」を自分で作った上で、偽名及び他県のとある公園の住所を少しいじって伝えています。
それでも「本人確認が取れました」というので、この時点で詐欺なことも確定です。

不在着信にかけ直してみる

もしも電話に出られなかった場合。
不在着信として残るのですが、留守電を設定していると録音が残る状態になります。

録音内容は電話に出たときと同じく、自動音声ガイダンスが流れているのみ。
対人での録音ではありませんでした。

かけ直してみると、先程ど同じく自動音声が流れます。
最終的にオペレーターへ繋ぐよう、「ガイダンス1」へ促されます。

+1644は「NTTファイナンス」を騙った詐欺電話

今回、+1644でかかってきた電話の内容は「NTTファイナンス」であることがわかりました。
既に警察も「詐欺」と断言していますが、念のためNTTファイナンスに直接確認もしないと100%詐欺といい切れません。

問い合わせようと思ったのですが、本件についてNTTファイナンスの公式ホームページにも注意喚起が既にでていたのです。

NTTファイナンスでは、自動音声ガイダンスを用いて、未納である旨や法的措置に移行する旨の通知は行っていません。と記載がありました。
つまり、NTTファイナンスの自動音声ガイダンスは「詐欺電話」ということになります。

この手法は、2022年頃から横行しています。
電話番号もコロコロと変えてかけてくるので、今は+1644~でも今後また違う電話番号でかけてくることも十分に考えられます。

+1644から電話がかかってきた理由

今回検証した、+1644からの電話は「NTTファイナンスの料金未納、法的措置」の電話、着信はいわゆる「国際電話詐欺」とわかりました。

ここで気になるのが、なぜ自分の携帯番号にかかってきたのか?
どこかで個人情報が漏れているのか?ということ。

まず、国際電話詐欺というのは、基本的に電話番号を適当に入力して手当たり次第かけています。
あなたの電話番号も「適当に入力したもの」であり、たまたま繋がってしまったということになります。

しかし、一度でも電話に出てしまった、留守電が回ってしまった。
コール音が鳴ってしまった時点で「使用している番号」として、詐欺業者の中で出回っており何度もかかってくるという可能性もあります。

国際電話詐欺というのは、多くはワンギリが多いです。
今回の場合、自動音声ガイダンスかつオペレーターへ繋ぐよう促される、留守電まで残るという巧妙な手口を使っています。

これらの手口を使うのは、録音が残っていれば不安に感じてかけ直してしまう人も多いので、ワンギリ詐欺よりも成功率は格段に上がるためだと考えています。

+1644から電話がかかってきた目的とは?

+1644からの電話は、NTTファイナンスの名を騙った詐欺であることは確定しています。
では、なぜこのような電話をしてきたのか?ということになります。

今回のケースだと、オペレーターに繋がせることが主な目的。
オペレーターに繋ぐことで、個人情報を聞き出すことができる可能性が上がります。

個人情報を聞いた上で、なおかつ未納料金を支払うよう指示もされます。
最終的な目的としては個人情報の収集、お金を振り込ませることなんです。

検証でも記述しましたが、適当な個人情報を伝えても「確認が取れました」といってきます。
確認なんて全くしておらず、個人情報を聞き出し、うまくいけばお金まで徴収できてしまうという詐欺なのです。

+1644から電話がかかってきた時の対処法

もしも+1644~から電話がかかってきた場合。
電話に出ない、かけ直さないようにしてください。

うっかり電話に出てしまった場合、すぐに電話を切ってください。
使われている電話番号としてリストに載ってしまう可能性はありますが、出ただけでは個人情報や金銭の要求はされません。

もしも、オペレーターに繋げてしまった場合。
絶対に個人情報を伝えず、すぐに電話を切るようにしてください。

万が一個人情報を伝えてしまった・・・という方は、警察総合相談電話に相談しましょう。
「#9110」で繋がります。

以前は、ワンギリをしてかけ直させる手口が一般的でした。

詐欺師というのは、次から次へと新しい手法で仕掛けてきます。
少しでも怪しい!と思ったら、まずはブラウザで電話番号などが本物か調べる、またはその企業やサービス会社などに直接問い合わせるようにしてください。

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