X(Twitter)変更内容のご確認のお願いが何回も出る原因と対処法
2023年8月31日より、アプリ版のX(旧Twitter)にて「変更内容のご確認のお願い Twitterの利用規約とプライバシーポリシーが改定されます。今すぐ内容を確認することをおすすめします。」と表示され困っている方も多いのではないでしょうか。
「OK」ボタンを押しても、利用規約やプライバシーポリシーを読んでも、再度ポップアップが出てくるため邪魔、鬱陶しいと感じている方も少なくないはずです。
変更内容のご確認のお願いが出る原因は?
OKボタンを押しても再度表示されてしまう時の対処法は?
本記事では、OKボタンや利用規約、プライバシーポリシーを読んでも「変更のご確認のお願い」が何度も表示されないようにする方法をご紹介します。
目次
Xで「変更内容のご確認のお願い」が何度も出る
大人気SNSの1つであるX。
旧Twitterであり、2023年7月24日に名前やアイコンが変更になりました。
このたび2023年8月31日より「変更内容のご確認のお願い Twitterの利用規約とプライバシーポリシーが改定されます。今すぐ内容を確認することをおすすめします。」というポップアップが出るようになりました。
どうやら、規約等に変更があるようです。
しかし、OKボタンを押しても何度も出てくる。
利用規約やプライバシーポリシーを読んでも何度も出てくるといった不具合が発生しています。
何度も出てくると邪魔ですよね・・・。
Xで「変更内容のご確認のお願い」が出る不具合の原因
今回、Xで「変更内容のご確認のお願い」が何度も出る原因は、X側の不具合です。
さらにいうと、Xのアプリで発生している不具合であり、ブラウザであれば発生していないことを確認しました。
Android版では、2023年8月29日バージョン10.5.0-release.1。
ios版では、2023年8月29日にバージョン10.4のアップデートがありました。
アップデートの影響というよりは、アップデート後にアプリの内部で変更などを行ったための不具合と考えています。
ちなみに、利用規約やプライバシーポリシーが変わるのは、2023年9月29日から発効となります。
事前にお知らせしておくためのポップアップということですね。
Xで「変更内容のご確認のお願い」が出る不具合の対処法
Xで「変更内容のご確認のお願い」が何度も出て邪魔!
OKボタンを押しても出てくる、利用規約やプライバシーポリシーを読んでいるのに出て困っている方も多いかと思います。
どうにかして出ないようにする方法はないのでしょうか?
アンインストール&再インストールを試しましたがダメでした。
また、アカウントのログアウト&再ログインも意味無し・・・。
最終的に有効だったのは、PC、もしくはスマートフォンの「ブラウザ」でXへログインして「OKボタンを押す」ことで改善されることがわかりました。
ただし、一時的なものの可能性はあります。
再度出てくるか調査中ではありますが、一度ブラウザでログインしてOKボタンを押してみて下さい。
Xで「変更内容のご確認のお願い」はどこが変わった?
X(旧Twitter)にて「変更内容のご確認のお願い」が出るのは、2023年9月29日より利用規約やプライバシーポリシーの内容が変わるためです。
とはいっても、いったい何が変わっているのか?どこが変わったのかがよくわからないんですよね・・・。
そこで、利用規約やプライバシーポリシーがどのように変わるのか以下で解説していきます。
利用規約の変更点
まず、利用規約の変更点についてです。
大きく変わったのは、TwitterやTwitter時代に使用されていた「ツイート」などの名称変更です。
その他、いくつか追加された事項もあります。
■各種名称の表記変更
・Twitter→Xへ変更
・投稿→ポストへ変更
・ツイート→コンテンツへ変更
・リツイート→リポストへ変更■削除されたもの
・「1.本サービスを利用できる人」より、ライブ配信サービス「Periscope」に関する記載が削除(現在はサービス終了している)■追加されたもの
・規約上部に「EU、EFTA諸国または英国に居住しているユーザーの場合」を追加
・「4.本サービスの利用」に、ルールやポリシー違反、センシティブな内容を含むメディアに関する違反に該当した場合、強制的な措置を実施する等の記載が追加
・「4.本サービスの悪用」に、ソフトウェアのリバースエンジニアリング、逆コンパイルなどの禁止行為が移動
・「6.全般」に、「法律で許容される範囲において、ユーザーは集団訴訟、集団行動、または代表訴訟に原告またはクラスメンバーとして参加する権利を放棄するものとします。」を追加
・「6.全般」に原文となる英語版の利用規約を優先とする「X利用者契約は英語で起草されていますが、複数の言語の翻訳版が提供されています。Xは、元の英語版に可能な限り忠実な翻訳を行うよう努めていますが、X利用者契約の英語版と翻訳版の間で相違や矛盾がある場合、英語版が優先されるものとします。ユーザーは、X利用者契約の解釈および構成において、英語を基準言語とすることに同意するものとします。」を追加
利用規約の変更というよりは、Xになったことで追加された内容が増えました。
全てに気をつけなくてはいけないのですが、特に気をつけるべきなのは「4.本サービスの利用」項目です。
Xで画像を載せている方もたくさんいますが、今後かなり厳しくなることが予想されます。
センシティブな内容を含むメディアなどには十分に注意を払うようにして下さい。
プライバシーポリシーの変更点
次に、プライバシーポリシーの変更点です。
こちらはかなり長くなっており、一部省略している箇所もあります。
■各種名称の表記変更
・Twitter→Xへ変更
・投稿→ポストへ変更
・ツイート→コンテンツへ変更
・リツイート→リポストへ変更
・「2.1 当社のサービスの運営、改善およびパーソナライズ」にて「関連会社」→「アフィリエイト」に表記変更■削除されたもの
・「3.1 ユーザーがポストおよび共有する場合」にて「本プライバシーポリシーの他の箇所で説明されている情報共有をコントロールするものではありません)。」が削除
・「5.1 アクセス、訂正、ポータビリティ」にて、ライブ配信サービス「Periscope」に関する記載が削除(現在はサービス終了している)■追加されたもの
・「1.1 ユーザーが当社に提供する情報」に「生体情報」「求人への応募/求人に関するおすすめ」が追加
・「1.2 Twitterを利用する際に収集する情報」に「暗号化されたメッセージに関連するメタデータ」が追加
・「1.2 Twitterを利用する際に収集する情報」のログ情報に「IPアドレスおよびその関連情報」が追加
・「2.1 当社のサービスの運営、改善およびパーソナライズ」に「当社はまた、本ポリシーで概説されている目的のため、当社が収集した情報や一般公開された情報を、機械学習または人工知能モデルのトレーニングに使用することがあります。」が追加
・「5.3 反対、制限または同意の撤回」に「また、プラットフォームのさまざまな場所で、特定のコンテンツに反応を示したり、特定の機能を操作したりする場合の設定を管理することもできます(たとえば、スペースを録音するかどうかや、アップロードした動画を他のユーザーがダウンロードできるようにするかどうか、など)。 」が追加
・「9. 全般」に原文となる英語版の利用規約を優先とする「Xプライバシーポリシーは英語で起草されていますが、複数の言語の翻訳版が提供されています。Xは、元の英語版に可能な限り忠実な翻訳を行うよう努めていますが、Xプライバシーポリシーの英語版と翻訳版の間で相違や矛盾がある場合、英語版が優先されるものとします。ユーザーは、Xプライバシーポリシーの解釈および構成において、英語を基準言語とすることに同意するものとします。 」が追記
・「10. Xへのお問い合わせ方法」に、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)に関する記述が追記
利用規約及びプライバシーポリシーに関しての原文は、以下で確認ができます。
正直、利用規約やプライバシーポリシーなんて読まないよ!という方のほうが多いかと思います。
長いですし分かりづらいので、読んでも意味がわからない、面倒ですよね・・・。
簡単に言ってしまえば、悪いことをしなければ大丈夫です。
悪いことというのがまた難しい問題ではあるのですが、誹謗中傷やルールやポリシー違反、センシティブな内容を含むメディアを載せないようにすれば良いのです。
今まで凍結や利用停止を食らっていないのであれば、さほど気にする必要はありません。
しかし、Xに変わったことで今後は今まで大丈夫だったものでもNGになる可能性があります。
アングラな世界を楽しめるXでしたが、少し肩身が狭い思いをすることになりそうですね・・・。