イオンのお年玉プレゼントLINEに答えてしまった・開いてしまった時の対処法
2023年下旬~2024年1月上旬に「イオンお年玉プレゼント」というLINEが届く事例が多発しています。
イオンの2024年新年イベントに参加して豪華なプレゼントをゲットと書かれており、キャンペーンのリンクが貼られています。
イオンといえば全国に展開している大企業であり、誰もが知っているショッピングモールなどがありますね。
そんなイオンのキャンペーンとなれば、参加しない手はありません。
しかし、最近は詐欺なども流行っているため、本物なのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
既にリンクを開いてしまった、アンケートに答えてしまったという方もたくさんいるかもしれません。
今回は、イオンのお年玉プレゼントのリンクをクリックしちゃった、開いちゃった、答えてしまったという方への対処法。
実際にアンケートに答えるとどうなるのか?を検証してまとめています。
目次
イオンのお年玉プレゼントに関するLINEが届く
2023年12月下旬頃より、友人や知人から「イオンお年玉プレゼント」というリンクがLINEで届いた方もいるのではないでしょうか。
2024年1月に入っても出回っていることを確認しています。
イオンといえば、日本国内の小売業界No.1を誇る大企業であり、イオンモールなどを全国に展開しています。
そんなイオンがお年玉をくれるとのことで、喜んだ方も多いかもしれません。
しかし、送ってきたのは自分の友人や知人なんですよね。
セブンイレブンの公式LINEではないので、何だか怪しいな・・・と感じている方もいるかと思います。
イオンのお年玉プレゼントを開くとどうなるのか検証
イオンのお年玉プレゼントキャンペーンが気になっている方はたくさんいるはずです。
気になって既に開いてしまった方もいるかもしれないですね。
ただ、やはり自分でなにかするのは怖いという方もいます。
そこで、イオンのお年玉プレゼントキャンペーンのLINEを開くとどうなるのか?
アンケートに答えるとどうなるのか?
答えている方も答えていない方も、どのようになるのか気になると思いますので検証していきます。
検証1:URLを開くとアンケートが4問出てくる
LINEに届いたURLをクリックすると、50000円を獲得するチャンスという表示が出ます。
アンケートは4種類あり、「イオンについてどう思いますか?」というような顧客満足度アンケートのようなものになっていました。
「とても良い」「素晴らしい」等ので選択肢をクリックするのみでOK。
手軽に参加できるアンケート形式ですね。
検証2:アンケートに答えてみる
では、実際にアンケートに回答してみます。
全ての回答が終わると、「おめでとうございます」という画面が出てきます。
内容を見てみると、お年玉プレゼントキャンペーンの50000円に当選したようです。
こんな簡単なアンケートに答えて50000円とは、イオンの太っ腹さがすごい。
検証3:50000円を受け取るためにやること
50000円当選画面が出てきたものの、すぐには受け取れません。
賞品を受け取るには、20人の友だちにリンクを送ることが条件です。
MessengerかLINEで友だちや身内に紹介しないと受け取る資格がないということです。
ここで一度立ち止まってください。
あなたは誰からイオンのお年玉プレゼントキャンペーンのLINEを受け取りましたか?
友だちや身内からLINEで受け取っているはずです。
つまり、送ってきた知人も50000円を受け取るために20人に送っている可能性が高いのです。
検証4:20人に送ると住所入力を求められる
20人にリンクを送ると、ゲージのようなものがたまり、受け取るためのボタンが出てきます。
その後、住所入力やクレジットカード情報の入力も求められます。
お金を受け取るために、振込口座を登録するのなら話はわかります。
しかしなぜクレジットカードの情報が必要なのでしょうか?
クレジットカードにお金を振り込むことはできません。
イオンのお年玉プレゼントについて公式からのお知らせ
そもそも、お年玉プレゼントキャンペーンというものはイオンで本当にやっていることなのか?
LINEを送信しているのか?を調べる必要があります。
この件については、イオンの公式ホームページで注意喚起が出ていました。
【注意喚起】LINEなどで拡散されている偽キャンペーンについて 平素はイオングループ各店舗をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。
LINEなどに送られてくるメッセージで、偽のキャンペーンが 届いたというお申し出を、複数のお客さまから頂きました。
これらは、「イオンお年玉」などと称し、抽選会に参加できる偽りの広告が拡散されています。
当選画面では「iPhone15Pro を獲得しました」や「あなたは50000 円を獲得しました」と表示され、プレゼントの受領方法としてWeb サイトのアドレスへのアクセスを促す内容が含まれております。
これらの偽のキャンペーンなどは、弊社が発信したものではございません。
これらのメッセージにアクセスを行うと、金銭や個人情報を搾取される恐れがありますので、アドレス(URL)などへのアクセスは行わないよう、十分にご注意いただきますことをお願い申し上げます。
まさに先程検証した内容と同じことが書かれています。
私の場合は50000円でしたが、中にはiPhoneなどもあるようですね・・・。
つまり、イオンのお年玉プレゼントキャンペーンは詐欺ということになります。
イオンのお年玉プレゼントはフィッシング詐欺
今回、イオンの公式からも注意喚起が出ているように、お年玉プレゼントキャンペーンは行っていない、詐欺であることがわかりました。
この詐欺の手法はいわゆるフィッシング詐欺と呼ばれるものです。
フィッシング詐欺というのは、SMSやメールアドレスに届くイメージが強いかと思います。
今回の場合は友人や身内からLINEで届いたことで、本物だ!と思ってしまった方も実は結構いるんです。
友人や知人から送られてきたものなら大丈夫という安心感を持ってしまいますよね。
実は、送ってきた本人も詐欺だと気がついておらず、キャンペーンに騙されてしまっている可能性が非常に高いです。
実際に検証してみてわかったのは、アンケートに答えたあとにLINEなどで20人に送らないといけないということ。
友人も50000円獲得画面が出たことで、20人に送るという指示に従っていたために、あなたにもLINEを送ってしまったんですね。
友人や知人が詐欺をしようとしている、詐欺に加担しているわけではありません。
ご本人も気がついていない可能性が高いので、今すぐに教えてあげてください。
イオンのお年玉プレゼントのリンクを開いてしまった時の対処法
イオンンのお年玉プレゼントキャンペーンは、ご友人や身内の方からLINEで届いているはずです。
知っている人から届いたことによる安心感で、既にリンクを開いてしまった、開いちゃったという方もたくさんいると思います。
もしもリンクを開いてしまった場合、すぐにブラウザを終了してページを閉じるようにしてください。
興味本位で何度もアクセスしないようにしましょう。
リンクを開いてしまっただけであれば、個人情報を抜き取られる可能性は低いです。
イオンのお年玉プレゼントアンケートに答えてしまった時の対処法
リンクを開いたあとに、50000円がもらえると書かれていたことでアンケートに答えてしまった方もいるかと思います。
結論から言うと、アンケートに答えただけなら心配はほぼなしです。
もちろん、アクセスしたという履歴は残ってしまうかもしれません。
今後迷惑メールが増える可能性はありますので、いくつか対処しておくことはあります。
また、友人20人にリンクを送ってしまっていた場合。
個人情報が盗まれることはありませんが、それ以上知り合いにLINEを送らない、広めないようにしてください。
問題なのは、20人に送りきったあとに出てくる画面なのです。
イオンのお年玉プレゼントで情報を入力してしまった時の対処法
イオンのお年玉プレゼントキャンペーンは、20人に送り終えると50000円を受け取るために個人情報の入力を求められます。
・氏名
・住所
・クレジットカード番号
などですね。
ここで情報を入力させることが、今回の詐欺の目的です。
個人情報、クレジットカード情報を盗もうとしているのです。
この手のフィッシング詐欺にあうと、入力した情報以外にも様々な情報を抜き取られてしまう可能性があります。
■氏名・住所・生年月日・電話番号・勤務先などの個人情報
■クレジットカード番号
■銀行口座番号
■ショッピングサイトなどのID・PWアカウント情報
■SNSのアカウント情報
例えば、メールアドレスやパスワードで他のサービスにログインされてしまうこともあります。
多くの方は、メールアドレスやパスワードを使いまわしている傾向にあるので、あっという間に悪用されてしまう可能性があるのです。
場合によっては乗っ取りに合う可能性もあり、非常に危険です。
万が一情報を入力してしまったのであれば、早急に対処する必要があります。
クレジットカード会社へ連絡
もしもクレジットカード情報を入力してしまった場合。
送信していても送信していなくても、今すぐにクレジットカード会社へ連絡し、カードを使えないようにしてもらう必要があります。
クレジットカードの裏に会社のカスタマーサービスなどの電話番号が記載されているはずです。
その電話番号にかければ、自動音声でカードの停止などの該当する番号案内をしてくれます。
「フィッシング詐欺のホームページで情報を入力してしまったので、カードの利用停をして欲しい」と伝えましょう。
その後の手続きは、オペレーターの指示に従ってください。
各種パスワードやメールアドレスの変更
クレジットカード情報は入力していないけど、メールアドレスなどを入力してしまったという場合。
現在利用している各種パスワードやメールアドレスを変更しましょう。
メールアドレスから個人情報を盗まれることはほぼありませんが、今後フィッシング詐欺のメールなどが増える可能性が高いです。
変更方法やメールアドレスの廃止は、お使いのサービスによって異なります。
「ヤフーメール メールアドレス廃止」「ドコモ メールアドレス 変更」というように検索すると、公式ホームページでの案内ページがリストに出てきます。
フィッシング詐欺相談窓口へ連絡
もう1つ心配なのが、住所の入力ですね。
さすがに引っ越すわけにはいかないので、入力してしまった住所についてはどうすることもできません。
できることとすれば、フィッシング詐欺相談窓口に報告することです。
情報を入力してしまった後にやるべきことなども案内してくれますので、不安な方は問い合わせてみてください。
以下にリンクを貼っておきます。
■IPA(情報セキュリティ安心相談窓口)のホームページはこちら
フィッシング詐欺は、巧妙な手口を使って日々進化しています。
今回のように友人などから送られてくると、つい油断しがちですので、身に覚えがないメールや明らかにおかしいものは絶対にクリックしないようにしてくださいね。