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厚生労働省の重要なお知らせSMSメールは詐欺!開いてしまった時の対処法

2023年3月下旬より、SMS(ショートメール/ショートメッセージ)で「厚生労働省 重要なお知らせ、必ずお読みください」のメールが届いているという報告が多数上がっています。
突然、厚生労働省からメールが来て驚いた方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、厚生労働省 重要なお知らせ、必ずお読みくださいのSMSメールは詐欺です。
厳密に言うと「厚生労働省の名前を使ったフィッシング詐欺」です。

しかし、重要なお知らせ、必ずお読みくださいという文字を見て、慌てて開いてしまった方もいるかもしれません。

今回は、「厚生労働省 重要なお知らせ」メールを開いてしまった、リンクを開いてしまった、開いちゃった時の対処法をご紹介します。

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厚生労働省から重要なお知らせSMSメールが届く

2023年3月24日頃より、「厚生労働省 重要なお知らせ、必ずお読みください」というメールがSMSで届くようになりました。

厚生労働省は、日本の行政機関の1つです。
健康や医療、子育て、介護などの社会福祉、社会保障を推進しているところです。

具体的に何をしているかはいまいちピンと来なくても、名前は聞いたことある方がほとんどではないでしょうか。
大きな行政機関というのは何となくわかっていると思いますが、そんな厚生労働省から突然メールが来たら驚きますよね。

厚生労働省から重要なお知らせSMSは詐欺

結論から言うと、厚生労働省からの重要なお知らせSMSメールは詐欺です。
厳密に言うと、厚生労働省の名前を使った「フィッシング詐欺」と呼ばれるものです。

届いたSMSに書かれているURLをクリックすると、厚生労働省と書かれたページが出てきます。
※本当は開かないほうがいいのですが、今回は内容が気になる方もいると思いますので、十分に注意を払った上で開いています。
真似しないようにしてください。

国民健康保険料等お支払いサイトと書いてあり、保険料が未納だと差し押さえするというような内容が書かれています。
納付期限はメールが届いた当日または翌日になっており、金額は4万円。
もしかして、国民健康保険の支払いができていなかったかな・・・と不安になってしまった方も多いかもしれませんね。

このあと詳しく解説しますが、厚生労働省がSMSで連絡することはないです。
もしSMSが届いても、URLは絶対にクリックしないようにしてください。

厚生労働省から重要なお知らせSMSが詐欺と判断する理由

今回の「厚生労働省から重要なお知らせ」SMSメールは詐欺!とお伝えしましたが、なぜ詐欺だと判断できるのか?と疑問に感じた方もいるかもしれません。
いくつかの理由がありますので、以下でご紹介します。

この見分け方は、今後似たようなメールが来たときにも使えますので覚えておきましょう。

詐欺の証拠1:厚生労働省がSMSで送ることはない

まず今回のメールですが、SMSで届いているかと思います。
いわゆる携帯番号に届いたメールですね。

そもそも、厚生労働省が個人的に携帯番号にメールを送ることはありません。
仮に何か重要なお知らせがあれば、まずは書類が届くはずです。

さらによく見てみると、送り先は携帯番号になっています。

行政機関が一個人に、携帯番号を使って送ることは100%ありえません。

詐欺の証拠2:リンク先が関係ないURLになっている

フィッシング詐欺の基本は、URLが貼られていることです。
URLをクリックさせることが目的の1つでもあるので、URLも確認しましょう。

今回はURLが直接見えていますので、URLを見てみましょう。
厚生労働省の公式ホームページは「https://www.mhlw.go.jp/index.html」です。

しかし、届いたメールのURLは全くの別物。
さらにクリックしてURLを開いても、公式ホームページではないURLが表示されます。

フィッシング詐欺の場合、ホームページのデザインは公式をそのまま使っているケースがほとんどです。
そのため騙されてしまう方もいますが、URLは基本的にデタラメな英数字、関係ない単語が入っています。

まずは、ブラウザで公式ホームページを検索し、URLがあっているか確認をしましょう。
「○○ 公式ホームページ」など検索をすればすぐに出てくるので、リンクをクリックする前に自分の目で確認してください。


※こちらは公式ホームページのURL記載のスクショです。

原則、公式ホームページというのは企業名などが入っています。
厚生労働省の場合、英語表記が「Ministry of Health, Labour and Welfare」なので、URLが「https://www.mhlw.go.jp/index.html」と略した「mhlw」となっています。

詐欺の証拠3:厚生労働省は国民健康保険の請求をしない

もう1つ、厚生労働省は確かに国民健康保険について公式ホームページに記載しています。
しかし、厚生労働省から直接国民健康保険の料金請求が来ることはありません。

国民健康保険は、お住まいの市役所などで取り扱っています。
仮に未払いがあった場合、お住まいの市役所から文書が届きます。

そもそも、厚生労働省が請求することがないため、今回のメールは詐欺と判断することができます。

厚生労働省から重要なお知らせSMSのリンクを開いてしまった時の対処法

厚生労働省からメールが届いたことで、既にリンクを開いてしまった、開いちゃったという方もたくさんいると思います。
開いてから支払い方法などが出てきたために、何か変だな?と感じた方もいるかもしれません。
もしくは、わかっていても興味本位で開いてしまった方もいると思います。

リンクを開いてしまった場合、すぐにブラウザを終了してページを閉じるようにしてください。
間違っても、興味本位で何度もアクセスしないようにしましょう。

フィッシング詐欺というのは、URLをクリックしたあとに情報を入力した、アプリなどをインストールしたあとに発生しやすくなっています。
つまり、リンクを開いてしまっただけであれば、個人情報を抜き取られる可能性は低いのです。

厚生労働省から重要なお知らせSMS情報を入力してしまった場合

厚生労働省から重要なお知らせメールのリンクを開くと、金額や支払期限などが出てきます。
そのまま進めると、電子マネーなどで支払いをするためにコードの入力や個人情報の入力を求められます。

本物かと思い、入力してしまった方も中にはいるかもしれません。
入力してしまった方は、早急に「クレジットカード会社への連絡」「各種パスワードの変更」「メールアドレスの変更」をしてください。

クレジットカード会社には事情を話した上で、カードを一時停止、カード番号をかえてもらいましょう。
また、アドレスやパスワードの変更なども全て行うようにしてください。

もしも、Vプリカなどで支払いをしてしまった場合。
残念ながらそのお金が戻ってくることは、ほぼ0に等しいと考えてください・・・。

とはいえ、どうにかして取り戻したいと思いますよね。
支払ってしまった・・・という方は、フィッシング詐欺の相談窓口へご相談ください。

フィッシング110番のホームページはこちら

今後のための詐欺にあった時の対処法

最近は、あらゆる有名な企業の名前を使ったフィッシング詐欺が横行しています。
この手のフィッシング詐欺にあうと、様々な情報を抜き取られてしまう可能性があります。

■氏名・住所・生年月日・電話番号・勤務先などの個人情報
■クレジットカード番号
■銀行口座番号
■ショッピングサイトなどのID・PWアカウント情報
■SNSのアカウント情報

SNSは乗っ取られ、クレジットカードは不正利用される可能性があります。
間違って開いてしまった、情報を入力してしまった・・・という方は、フィッシング詐欺に関する相談窓口各種へ連絡をしてください。

フィッシング110番のホームページはこちら

IPA(情報セキュリティ安心相談窓口)のホームページはこちら

フィッシング対策協議会のホームページはこちら

思い当たる節がないものは、メールを削除して無視してください。

もしかして・・・と何か思い当たる節があるものに関しては、そのサービスの公式サイトなどで確認しましょう。
間違っても届いたURLから飛んで確認はしないでください。

必ずブラウザで検索し、公式サイトに直接アクセスするように癖をつけておきましょう。

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