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関税局から重要なお知らせショートメールを開いちゃった時の対処法

2023年2月20日頃より、関税局から「重要なお知らせ」のショートメールが届いているという報告が多数上がっています。
「必ずお読み知らせ」という不自然な日本語なので怪しいと思いますよね。

結論から言うと、関税局からの重要なお知らせメールは詐欺です。
厳密に言うと「関税局の名前を使ったフィッシング詐欺」です。

しかし、関税局という名前を見て慌てて開いてしまった方もいると思います。
何となく気になって開いてしまった方もいるかもしれません。

今回は、「関税局から重要なお知らせ」メールを開いてしまった、リンクを開いてしまった、開いちゃった時の対処法をご紹介します。

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関税局から重要なお知らせメールが届く

2023年2月20日頃より「関税局 重要なお知らせ」というメールがSMSで届くようになりました。

税関ではなく関税局からのメールに驚いた方もいるかもしれません。
関税局は財務省の内部組織であり、税関とは異なります。

いずれにしても、普段ほとんど関わることのない名称を聞くと不安になりますよね。

今回は「必ずお読み知らせ」という明らかに不自然な日本語なので、不審メールだとすぐに気がついた方もいるかと思います。

関税局から重要なお知らせメールは詐欺

結論から言うと、関税局から重要なお知らせのショートメールは詐欺です。
厳密に言うと、関税局の名前を使った「フィッシング詐欺」と呼ばれるものです。

そもそも関税局がショートメールで連絡することはないです。
もしショートメールが届いても、URLは絶対にクリックしないようにしてください。

ちなみに、今回の関税局から重要なお知らせメールは「Android」「iPhone」でURL先の表示内容が変わります。
メールの内容自体は「重要なお知らせ」で共通していますが、URLを開いた際に表示されるページが異なるのです。

本当は開かないほうがいいのですが、今回は内容が気になる方もいると思いますので、十分に注意を払った上で開いて内容をご紹介します。
真似しないようにしてください。

※AndroidとiPhoneで必ずしも異なるとは限りません。
逆のパターンもあるかもしれないので、両方の内容を知っておくと未然に防げるかと思います。

Androidに届いた内容

まず、Androidに届いたメールのURLを開いた場合。
なぜか「SoftBank」に似たページが表示されます。

その後、システム警告が出て「マルウェア検出」というような内容が出ます。

アプリをダウンロードするよう促されますが、絶対にしないでください。

そもそも、関税局からのメールなのになぜSoftBankのページが表示されるのか、この時点で不自然ですよね。
当然ながらこのSoftBankのページも全くの偽物ですので、騙されないようにしてください。

iPhoneに届いた内容

次に、iPhoneに届いたメールのURLを開いた場合。
「差押最終通知」という内容とともに、納税額が表示されます。

番号だけでなく、金額なども書かれています。
税金未払いで有り得そうな金額を記載していますね。

しかし、関税が発生するのは輸入貨物を保税地域から引き取る時です。
納税義務があるのは貨物を輸入する「輸入申告者」なので、ほとんどの方は関わることのないものです。

リンクを開いてしまった時の対処法

関税局から重要なお知らせが届いたことで、既にリンクを開いてしまった、開いちゃったという方もたくさんいると思います。
開いてから支払い方法などが出てきたために、何か変だな?と感じた方もいるかもしれません。
もしくは、わかっていても興味本位で開いてしまった方もいると思います。

リンクを開いてしまった場合、すぐにブラウザを終了してページを閉じるようにしてください。
間違っても、興味本位で何度もアクセスしないようにしましょう。

リンクを開いてしまったという状態なら、まだ間に合います。

フィッシング詐欺というのは、URLをクリックしたあとに情報を入力した、アプリなどをインストールしたあとに発生しやすくなっています。
つまり、リンクを開いてしまっただけであれば、個人情報を抜き取られる可能性は低いのです。

特に今回、Androidの方は「ウィルス」という不安を煽る内容が表示されます。
ソフトダウンロードを促されますが、絶対にダウンロードしないでください。

ダウンロードを押すと、スマホを乗っ取られたりウィルスに感染する危険があります。
ダウンロードしなければOKなので、そのままブラウザを終了させるようにしてください。

情報を入力してしまった・ダウンロードしてしまった場合

iPhoneの場合、Vプリカ入力画面になります。
ここで使えるVプリカ番号を入力したら、その金額は返ってきません。

そもそも、税関をVプリカで請求してくるなんてことはあり得ないです。

Androidの場合、ソフトダウンロードを促されます。
ソフトダウンロードをしてしまった場合、乗っ取りやウィルスに感染する危険があります。

iPhoneもAndroidも、入力やダウンロードをしてしまったら「フィッシング110番」に相談してください。

フィッシング110番のホームページはこちら

今後のための詐欺にあった時の対処法

最近は、docomo、楽天、Amazon、ヤマト運輸などあらゆる有名な企業の名前を使ったフィッシング詐欺が横行しています。
この手のフィッシング詐欺にあうと、様々な情報を抜き取られてしまう可能性があります。

■氏名・住所・生年月日・電話番号・勤務先などの個人情報
■クレジットカード番号
■銀行口座番号
■ショッピングサイトなどのID・PWアカウント情報
■SNSのアカウント情報

SNSは乗っ取られ、クレジットカードは不正利用される可能性があります。
間違って開いてしまった、情報を入力してしまった・・・という方は、フィッシング詐欺に関する相談窓口各種へ連絡をしてください。

フィッシング110番のホームページはこちら

IPA(情報セキュリティ安心相談窓口)のホームページはこちら

フィッシング対策協議会のホームページはこちら

思い当たる節がないものは、メールを削除して無視してください。

もしかして・・・と何か思い当たる節があるものに関しては、そのサービスの公式サイトなどで問い合わせるようにしてください。
この時、届いたURLからではなく、GoogleやSafariなどのブラウザで自分で検索したものにしましょう。

少しでも不審に感じるメールのURLはクリックしないようにすれば、フィッシング詐欺にあう確率はほとんどありません!

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