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NHK放送受信料メール24時間以内・72時間以内は詐欺!開いちゃった時の対処法

NHKから、「NHK放送受信料 24時間以内にご確認いただければ、12ヶ月間NHKプラスが無料でお楽しみいただけます」「NHK放送受信料 72時間以内にご登録いただければ、12ヶ月間NHKプラスが無料でお楽しみいただけます」「【重要】NHKプラスアップグレードサービスお知らせ」というメッセージが届いている方が多数います。
内容を見てみると、NHKプラスにアップグレードされ、もっと便利に利用できるというもの。
結論から言うと、NHKの名前を使ったフィッシング詐欺の可能性があります。

アドレスに「nhkplus-info@mail.nhk-cs.jp」が入っているために、戸惑った方も多いのではないでしょうか。
そもそも、NHKはこのようなメールをしないと公式ホームページにも記載しています。

今回は、NHKから届いた「NHK放送受信料」メールを開いてしまった、開いちゃった時の対処法をご紹介します。

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NHKより放送受信料に関するお知らせメールが届く

有名な企業名などを騙った詐欺メール、迷惑メールが横行していますね。
NHKのメールもその1つで、「NHK」「NHK放送受信料」という名前でメールが届いている方もいます。

メールや件名に入っていたり、差出人名がNHKになっていることもあります。
差出人名は任意で変えられるので、怪しいと思いながらも「もしかして・・・」と信じてしまう方も少なくありません。

今までもNHKの名前を使ったメールは多々報告されてきました。
今回は「放送受信料 24時間以内に確認すると~」という内容が主流になっているようです。

その後、3月28日頃より「72時間以内にご登録すると~」という文章に変わっています。

NHKの放送受信料に関するお知らせメールはフィッシング詐欺

結論から言うと、「NHKの放送受信料 24時間以内に~」「NHKの放送受信料 72時間以内に~」は詐欺です。
厳密に言うと、NHKの名前を使った「フィッシング詐欺」と呼ばれるものです。

差出人名は「NHK放送受信料」となっています。
タイトルは「NHK放送受信料 24時間以内にご確認いただければ、12ヶ月間NHKプラスが無料でお楽しみいただけます」。
内容は「NHKのサービスをご利用いただきありがとうございます、.NHKがNHKプラスにアップグレードされました、.」と書かれています。

勝手にアップグレードされたら、料金などはどうなるのか?と思って強いまいますよね。
ちなみにこのメール、NHKを契約している方も契約していない方も届いています。
フィッシング詐欺のメールなので、誰でも届く可能性があるということです。

NHKの放送受信料偽物の見分け方

なぜ今回のメールが詐欺なのか?
偽物の見分け方を以下でまとめていきます。

詐欺の証拠1:NHKプラスはアップグレードに手数料がいらない

まず、NHKプラスというサービス自体は実在するものです。
NHKが提供している動画配信サービスで、外出先などでもNHKが見られるもの。


※上記の画像は公式ホームページのちゃんとしたものですので、詐欺サイトではありません。

NHKプラスは、放送受信契約のある世帯は、利用申込みと認証の手続きをすれば追加の負担なしで利用できるようになっています。
NHKの受信料を払っていれば無料で利用できるものであり、料金はかかりません。
また、NHKを契約していない方は利用できないものです。

そもそも「アップグレード」という言葉は不適切でもあります。
仮にNHKを契約していても、勝手にNHKプラスに登録されるということもありません。

詐欺の証拠2:そもそもメールアドレスに来ない

今回の詐欺メールですが、メールアドレスに届きます。
なぜNHKがメールアドレスを知っているのでしょうか?
その時点でもうおかしいですよね。

例えば、NHKプラスを利用していれば公式からメールが届くことはあるかもしれません。
しかし、NHKプラスに登録していないのにメールが届くことはあり得ないですね。

もしもNHKプラスに登録しているのであれば、既に利用しているサービスなのに「アップグレード」という言葉は不自然です。
よって、今回は詐欺メールというのがわかります。

詐欺の証拠3:メールアドレスがおかしい

定番な確認方法としては「メールアドレス」を見ることです。
差出人のところをクリックすると、メールアドレスが表示されますので確認してください。

フィッシング詐欺メールの特徴として、意味不明な英数字が羅列されていることがあります。

しかし、今回のNHKのメールは「nhkplus-info@mail.nhk-cs.jp」という、NHKの名前が入ったものになっています。
そのため、本物かもしれないと騙されてしまう方も少なくありません。

NHKプラスに関するメールアドレスは若干異なっているんです。

上記の画像は本物のNHKプラスから届いたメールです。
どのようなドメインなのかを確認しましたが、「nhkplus-info@mail.pid.nhk.jp」となっていました。

確かに「nhk-cs.jp」は本物のNHKが所有するドメインです。
最近は、いろいろな手法を使ってメールアドレスを任意で設定できたりするので、メールアドレスで100%安心してしまうのは危険です。
公式のドメインを使ったメールアドレスを悪用することもできるので、メールアドレス以外でも色んな目線で疑うようにしてください。

詐欺の証拠4:URLがおかしい

メールアドレスの他にも、URLを確認するという方法があります。
この手のメールは、ほとんどがURLを貼ってきます。

URLを開かせて情報を入力させることが目的なのですが、全く無関係の英数字が並んだURLが貼られていることが多いです。
ただし、今回のNHKに関しては「表面上はNHKプラスの公式と同じURLを記載」しているんです。

上記は、フィッシング詐欺のメールですがURL自体はNHKプラスから届くものと同じです。
URLに「NHK」と入っているので安心した方も多いかもしれません。

しかし、実際にURLを開くと全く違うURLが表示されます。
ようは「URLのリンク名を変えている」ので、表面上は本物に見えてしまうんですね。

URLを開く前に「URL部分を長押しすることで 正しいURL先が表示される」のを確認してください。
メールに書かれているURLとは違うものが表示されます。

リンクを開いてしまった時の対処法

NHKから届いたメールを信じて開いてしまった方もいるかもしれません。
もしくは、詐欺メールとわかっていても興味本位で開いてしまった方もいると思います。

リンクを開いてしまった場合、すぐにブラウザを終了してページを閉じるようにしてください。
興味本位で何度もアクセスしないようにしましょう。

実際にリンクを開くと、かなり巧妙に作られたページが開きます。
公式サイトと同じデザインになっていますが、偽物です!!

リンクを開いてしまったという状態なら問題はほとんどありません。

フィッシング詐欺というのは、URLをクリックしたあとに情報を入力した、アプリなどをインストールした場合にトラブルに繋がるケースが多いです。
つまり、リンクを開いてしまっただけであれば、個人情報を抜き取られる可能性は低いのです。

しかし、100%安全とは言い切れません。
クリックしてしまった場合でも、以下でまとめている「情報を入力してしまった場合」を参考にできることはやっておくようにしてください。

情報を入力してしまった場合

リンクを開くと、「NHK 日本放送協会ID登録」の画面が出てきます。
メールアドレスやクレジットカードの情報などを入力するよう求められますが、そもそもサイト自体偽物です。

ここで情報を入力して送信してしまったら、全ての情報が抜き取られたと考えてください。

万が一入力してしまった方は、「クレジットカード会社への連絡」「各種パスワードの変更」「メールアドレスの変更」をしましょう。

アドレスやパスワードの変更などを行う際は、あらゆる箇所のパスワードを変えておくと安心です。
特に、パスワードなどを他のサービスでも使いまわしている方は早急に変えてください。

もしもクレジットカード情報まで入力してしまった場合は、クレジットカード会社にすぐ連絡してください。
カード番号を変更してもらうことで、不正利用を防ぐことができます。

今後のための詐欺にあった時の対処法

今回はNHKからのメールを事例にご紹介しましたが、フィッシング詐欺は様々な手法や名前を騙ってきます。
詐欺メールも巧妙な文面や言い回しをしてくるため、何となく怪しいと思いながらも騙されてしまう方もいます。

もしもフィッシング詐欺の被害にあった場合。
個人情報が抜き取られる可能性があります。

■氏名・住所・生年月日・電話番号・勤務先などの個人情報
■クレジットカード番号
■銀行口座番号
■ショッピングサイトなどのID・PWアカウント情報
■SNSのアカウント情報

場合によっては乗っ取りに合う可能性もあり、非常に危険です。
LINEなどのSNSも乗っ取りにあうかもしれません。

もし、情報を入力してしまった・・・という方は、フィッシング詐欺に関する相談窓口各種へ連絡をしてください。

フィッシング110番のホームページはこちら

IPA(情報セキュリティ安心相談窓口)のホームページはこちら

フィッシング対策協議会のホームページはこちら

フィッシング詐欺はあとを絶たず、文章を変えたり差出人名を偽ったりと手口を変えてきます。
思い当たる節がないものは、メールを削除して無視してください。

何か思い当たる節がある、どうしても不安に感じた場合は、公式サービスに確認や問い合わせをしてください。
この時、間違っても届いたURLから飛ばず、ブラウザで検索して公式サイトに直接アクセスするようにしましょう。

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