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スマホ認知症を自己診断するためのチェックリストまとめ【NHKあさイチ】

近年、スマホ認知症、デジタル認知症という言葉が流行っています。
特定の疾患ではないものの、スマホによる「物忘れがひどい」という症状が多く見られ、社会問題としても取り上げられることが多くなりました。

そもそも、スマホ認知症はどういった症状が出るのでしょうか?
治し方はあるのでしょうか?

自分がスマホ認知症なのか、自己診断するためのチェックリストを本記事でまとめています。

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スマホ認知症が社会問題になりつつある

私たちにとって当たり前の存在となっているスマートフォン。
ネットが普及し、調べ物をするにも非常に便利になりました。

また、You Tubeなどの動画も充実。
スマホさえあれば、人気のドラマやアニメ、映画なども手軽に見られるようになりましたね。

便利になる一方で「スマホ認知症」患者が急増しています。

そもそもスマホ認知症ってなに?

スマホ依存症という言葉はずいぶん前からありましたが、スマホ認知症という言葉は近年出始めた言葉です。
そもそも、スマホ認知症ってなに?という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

まず、スマホ認知症という言葉を発信したのは、岐阜県にある「おくむらメモリークリニック」の奥村歩先生です。
このクリニックには「物忘れ専門外来」というものがあり、認知症かもしれない、もの忘れの多さが不安に感じている方が診察に来ます。

近年、外来に来る患者の年齢層が30代~50代と変わってきました。
「自分は若年性認知症ではないか?」と不安に感じている方が多いようです。

しかし、アルツハイマー病などの認知症の症状ではなく、多くの方が「スマホ」「PC」などのIT機器に触れている方が多かったのです。
アルツハイマーの場合、脳の萎縮によって認知機能の低下が見られますが、スマホ認知症の場合は脳の萎縮はあまり見られません。
脳の司令塔である「前頭前野がフリーズしている」のがスマホ認知症の症状です。

少し難しいことを書きましたが簡単に言うと、スマホを必要以上に触る「スマホ依存症」により、脳の司令塔がうまく処理しきれず、物忘れがひどくなったりすることを「スマホ認知症」といいます。
情報を取り込みすぎている脳がオーバーヒートを起こし、記憶力低下、思考力の低下につながってしまうということですね。

スマホ認知症がもたらす危険性

スマホを長時間使用すると、脳は疲れてしまいます。
例えば、暇つぶしに・・・とスマホでニュースや動画を見ている時間も、脳は情報を取り込んでいます。

もともと人間というのは、取り込んだ情報を行動に移したり考えたりすることで、外に排出する機能を持っています。
しかし、暇つぶしにみたニュースなどは「何となく」残っているものであり、排出する機会がなかなかありません。
それらの情報が脳に残り続けることで、脳が疲れてしまい、新しい情報を取り込めなくなってしまいます。

結果として、
・物忘れがひどくなる
・記憶力が悪くなる

傾向にあり、全ては「スマホ依存症」から来るものなのです。

また、スマホはブルーライトを大量に浴びる要因にもなります。
ブルーライトを大量に浴びると、睡眠ホルモンの分泌量が減少し、寝付けが悪くなる、目覚めも悪くなります。

就寝前にスマホを触る行為は、寝付けが悪くなるだけでなく、「何となく見た情報」を脳に残したままになります。
寝ている間にも脳が働き続けてしまうので、脳が疲れる原因に繋がります。

スマホ認知症を自己診断するためのチェックリスト

スマホ認知症かどうかを確認するために、チェックリストがいくつか公開されています。

脳神経外科専門医によるチェックリスト。
NHKあさイチで放送されたチェックリストをそれぞれ貼っておきます。

脳神経外科専門医によるチェックリスト

まずは、脳神経外科専門医「おくむらメモリークリニック」の奥村歩先生が公開しているチェックリストです。

・最近、無意識にスマホを触る時間が明らかに増えた
・家でも仕事中でもすぐにスマホを手に取れる状態にしている
・「あの人の名前はなんだろう?」「あの映画のタイトルはなんだっけ?」など、頭に疑問が浮かんだ時は、すぐにスマホで検索してしまう
・仕事で良い文章が浮かばない時、スマホで検索したサイトの例文をコピペする
・電車に乗っているときや仕事や家事、勉強などの休憩時間、ちょっとした待ち時間など、少しでも時間が空くとスマホを触ってしまう
・「これ、覚えとかなきゃ」と思ったものはスマホで写真やスクショを撮る
・家にスマホを置き忘れると不安で仕方がない
・目的もないのに無意識にメールやサイトのチェックをスマホを使ってする
・毎晩、就寝直前までスマホを操作している
・昼夜を問わすスマホでメールやラインをチェックして返信をする
・スマホのスクリーンタイムが1日平均2時間を超える
・スマホの着信音やバイブレーションの「空耳」が聞こえることがある
・スマホのネット検索以外で、調べ物をすることがなくなった
・飲食店を選ぶ基準は 自分の直感や知り合いの紹介よりもネットの評判を重視する

チェック項目は、全部で14個あります。
このうち、4個以上のチェックが付いた場合は、スマホ依存症の疑いがあり、スマホ認知症になっている、なる可能性が考えられます。

あくまでこのチェックリストは「スマホ依存症」かどうかを見るためのものです。
スマホ依存症=スマホ認知症になりやすくなるということですね。

NHKあさイチによるチェックリスト

NHKあさイチでも、スマホ認知症によるチェックリストが公開されていました。

項目は全部で30個あります。
20個以上であれば危険度大となりますが、チェックリストを見ると「スマホ」があってもなくても・・・というものもチラホラ。

あくまで参考程度のチェックリストと考えたほうが良さそうですね・・・。

スマホ認知症の対策方法

結論から言うと、この記事を読んでいる方はチェックリスト「頭に疑問が浮かんだ時は、すぐにスマホで検索してしまう」に該当してしまっています。
書籍でもスマホ依存症や認知症に関するものは出ているものの、やはり手軽で身近なスマホに頼ってしまうんですよね・・・。

スマホ認知症を改善・対策するには当たり前のことですが「スマホを触る時間を減らす」必要があります。
何となくダラダラ動画を見ている時間を、読書に当ててみるのもいいですね。
スマホを家において、公園などの自然の中にいくのも良いです。

何より、就寝前にスマホを触っている方は、スマホを触らないようにするだけでもずいぶん違ってきます。
朝の目覚めも良くなりますので、まずはスマホを触らない時間を少しずつ増やしていきましょう。

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