ガリガリ君の100本当たりは存在するのか問い合わせてみた
安くてウマい!アイスクリームの代表の1つでもある「ガリガリ君」。
棒に「1本当たり」と書いてあれば、お店で無料引き換えできるという、大人も子どももワクワクドキドキの楽しみがあるのも魅力の1つ。
そんなガリガリ君に「100本当たり」の噂が!
SNSで画像が出たことで、本当にガリガリ君の100本当たりが存在しているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ガリガリ君の100本当たりの真相について追求。
真相を確かめるべく、赤城乳業株式会社に問い合わせもしてみました!
目次
ガリガリ君の100本当たりが話題に
2023年7月29日に、SNSで「ガリガリ君 100本当たり」が話題になりました。
話題となったのは、こちらのツイート。
棒にははっきりと「100本当り」と書かれています。
ガリガリ君といえば、棒に「1本当り」と書いてあるのが一般的な認識でした。
しかし、100本当たりのツイートが出たことにより、「100本当たりなんて存在するんだ!」「100本当たりってすごい!」と大注目されることになったのです。
ガリガリ君の100本当たりは存在する?
ガリガリ君の100本当たりについて、本当に存在するのかすごく気になりますよね。
1本当りでもなかなか遭遇できないのに、100本当たりがあるのであれば、何が何でもひと目見てみたいと思ってしまいますw
しかし、ガリガリ君の100本当たりに関して、いくつかの疑問点が出てきました。
ガリガリ君100本当たりは2012年が元ネタだった
2023年7月29日にツイートされた、ガリガリ君の100本当たり。
瞬く間にバズることになったのですが、実は2012年にツイートされた画像と全く同じであることが判明しました。
ガリガリ君100本当たりー!!!!#凄い初めて見たっていう人はRT
こんなんあるんだ!!! pic.twitter.com/tEcdyY0h
— KAZ【ペルピンズ-PeruPines-】 (@cc_kaz_) October 1, 2012
このツイートがされたのは、2012年10月1日。
投稿したのは、TikTok52万人 YouTube32万人の登録者がいるペルピンズ-PeruPines-のKAZさんでした。
当時の画像と、2023年7月29日に話題になった画像が全く同じなのです。
つまり、元ネタはKAZさんの画像であり、7月29日に話題になったのは「パクツイ」となります。
ガリガリ君の当たり棒のデザインが違うことが判明
今回、パクツイであることは分かりました。
そもそも、現在の当たり付きの棒とデザインが違うんです。
現在、ガリガリ君の当り棒には企業ロゴが入っていません。
また、種類が非常に増えたことから、リッチシリーズとは交換できない等の注意書きも入っています。
デザインが違うことから、どちらにしても2023年7月29日に出たものではないということがわかります。
ガリガリ君100本当たりと1本当たりを比較してみる
パクツイであることは分かりましたが、元ネタの画像が出たのは2012年。
もしかしたら、2012年頃には本当に存在していたのではないか?という疑問が浮かびました。
そこで、当時の当たり付きの棒とデザインを比較してみます。
よく見てみると、100本当たりの方は企業ロゴが若干潰れています。
棒に型押しする過程で潰れてしまった可能性は0ではありませんが、少し怪しいですよね・・・。
レーザーの焼き入れを使えば、作れなくはないんです。
もしかすると、KAZさんが「ネタ」として作ったものなのか・・・?
ガリガリ君100本当たりの事例がほぼない
最後に、ガリガリ君の100本当たりの事例が他にないか?を調査してみました。
最初に情報としてあがったのが、2012年のKAZさんのツイート。
しかし、それ以外にレビューや画像などが一切見当たらないのです。
唯一見つけたのは、2011年8月に投稿されたヤフー知恵袋での質問でした。
KAZさんの投稿は2012年でしたが、2011年には既に「100本当たり」の噂は出ていたことになります。
ということは、2011年~2012年の間であれば、本当に存在していた可能性も出てきました。
ガリガリ君の100本当たりについて問い合わせてみた
ガリガリ君の100本当たりについては、他に画像を見つけることはできませんでした。
1本当りでもなかなか遭遇しないのに、100本当りが本当にあったとしてもそう簡単に見ることができないのは確かです。
しかし、元ネタとなった画像が投稿されたのは2012年。
仮に2012年から導入されていたのであれば、2023年までにそれ以外の画像が一切確認できないのはおかしいですよね・・・。
そこで、ガリガリ君の100本当たりは本当に存在するのか?を赤城乳業株式会社 お客様相談室に問い合わせてみることにしました。
赤城乳業株式会社 お客様相談室
TEL 0120-571-591
9:00 ~ 17:00 土、日、祝日、年末年始を除く
SNSで話題になったのは、2023年7月29日。
土曜日のため、窓口に繋がりませんでした・・・。
早く真相を知りたいところですが、7月31日に改めて問い合わせの電話をしてみようと思います。
結果は問い合わせ後に記載しますので、もうしばらくお待ち下さい。
※7月31日13時頃に問い合わせ予定です。
→その後、2023年7月31日13:05頃に問い合わせをしました。
「SNSで100本当たりの画像を見ましたが、存在するものですか?」と訪ねたところ「1本当たりしかないので、あれは偽物です」とハッキリ回答をいただきました。
ちなみに、2011年頃にもなかったのかも訪ねましたが、発売時から1本当たりのみとのことです。
これにより、「ガリガリ君の100本当たりは存在しない」ということがわかりました。
ガリガリ君の当たりが出る確率
ガリガリ君は、食べ終わったあとの棒に「1本当たり」と書いてあると、その棒を引き換えに1本無料でもらえます。
たくさん食べているのに、なかなか当たらない!と嘆いている方も多いのではないでしょうか。
ここで気になるのが、ガリガリ君の当たりが出る確率。
公式サイトには「開示していない」と書かれています。
ただし、景品表示法に則って確率を設定しているようです。
景品表示法には3種類あり、当たり付きのアイスは「一般懸賞」に該当します。
※ガリガリ君は、アイスクリーム類及び氷菓に該当します。
出典:消費者庁 景品規制の概要より
例えば、100円のアイスには最大2000円相当の景品しかつけることができません。
総額は売り上げ全体の2%までしかつけられないんですね。
つまり、ガリガリ君の当たりの確率は2%以下ということになります。
一部では「3.2%」という見解もあります。
なぜかというと、Amazonで販売されているガリガリ君に「31本入り+当たり分1本入り」という商品が出ているため。
この商品を見て、「1/32で当たりが入っている=3.2%」と見解されてしまったんです。
実際には「31本の商品+当たり用の交換品1本=合計32本」という意味であり、決して「当たり付きの棒が確実に入っている」わけではありません。
あくまで、31本の中に当たりが1本入っていた場合に、交換品用の1本を使ってねという意味で、余分に1本分入れているよ!ということになります。
結論として、ガリガリ君の当たりの確率は明確には開示されていないものの、景品表示法に則っているのであれば「2%以下」と考えて良さそうです。
ガリガリ君は「アイスクリーム(乳製品)」では無く 氷菓です
コメントありがとうございます。
一般的に「アイス」と表現したほうがわかりやすいので、本記事では「アイス」と記載しております。
景品法だと「アイスクリーム類及び氷菓」で掲載されているため、その旨については追記いたしました。