五郎丸歩のキック前の謎ポーズの意味！ウィルキンソンのルーティンを倣う？

ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会にて、日本は1次リーグＢ組初戦で24年ぶりという歴史的勝利を上げました。
対戦国は世界ランク3位という強豪・南アフリカです。

この勝利をもたらした一つの理由に、日本代表FB(フルバック)の五郎丸歩選手の活躍があります。
五郎丸歩選手がペナルティキックやコンバージョンキックを何回も決めたからですね。
そこで気になるのが、キック前に取っていたポーズです。
これはルーティンと言われ、いわば儀式に当たるもの。
この意味と秘密、正しいルーティンのやり方について調べてみました。

五郎丸歩のキック力がすごい！

南アフリカとの対戦は見ているものを興奮させるものでした。
先制して追いつかれ、そして逆転を許しても、粘り強く得点を重ねていったからです。

これだけでも満足でしたが、最後の最後に逆転劇が待っているとは夢にも思いませんでした。

日本は相手国のペナルティーを誘い、得点を積み上げていきました。
この得点を積み上げられたのは、間違いなく日本代表FBの五郎丸歩選手のキック力です。
ペナルティキックやコンバージョンキックを9回中7回も決めたのです。

もちろん、五郎丸歩選手の活躍だけではなく、全選手が集中力を持って戦っていました。
倒されてもすぐに立ち上がってましたから、生半可な気持ちではなかったと思います。

とはいえ、とくに目についたのは神のレベルにあった五郎丸歩選手のキック力です。

五郎丸歩選手はキック前に謎のポーズ

出典：http://number.bunshun・・・

さて、五郎丸歩選手はキック前に謎のポーズを取ります。
これが神がかって見えた理由の一つです。

Twitterなどでは「なんだ、あの浣腸のポーズは？」と茶化されていましたｗ
たしかに浣腸のポーズに見えなくはないのですが・・・・・・

キック前に以下のような動きをしていました。

・まずゴール正面に立ち手で狙いを取る ・数歩後ろに移動 ・右手を左手に向けて何回か動かす動作 ・少しかかむような態勢で、両手を合わせ、両人差し指を立てて（浣腸のようなポーズを取りながら）ゴールポストを何回か見る ・数歩下がって、そのまま時間をかけずにキック

【追記】
五郎丸歩選手の名誉のためにきちんと覚えていただきたいので、浣腸のようなポーズのところを以下に正確に書きます。

・少しかかむような態勢で、両手を合わせ、両人差し指を立てて（浣腸のようなポーズを取りながら）ゴールポストを何回か見る 　↓ ・両手の人差し指を合わせる ・左手の中指から小指までを折り曲げる ・その上にかぶせる右手の中指と薬指の先はやや宙に浮いている状態にする ・右手の親指を内に曲げて、その上に左手の親指を乗せる ・その状態で、手、ゴールポスト、手、ゴールポスト、手を見る

YouTubeに一連の動作を示す動画がありました。

何か気になる動きですよね？

謎のポーズの意味はルーティン

実はこの動作は「ルーティン」と言われているものです。
ルーティンとは習慣という意味です。

いわばゲン担ぎでもあるのですが、集中力をもたらす儀式でもあります。
野球などでもバッターボックスに入る前にそれぞれの選手がいろいろな動作をしますね。
これと同じです。

にしても、五郎丸歩選手のポーズはかなり独特で強烈したね。

とくに

・両手の人差し指を合わせる ・左手の中指から小指までを折り曲げる ・その上にかぶせる右手の中指と薬指の先はやや宙に浮いている状態にする ・右手の親指を内に曲げて、その上に左手の親指を乗せる ・その状態で、手、ゴールポスト、手、ゴールポスト、手を見る

の部分。

何か祈りを捧げているようにも見えました。

ただ、なんとなく感じたのはゴルフスイングのイメージです。
アプローチショットを振り抜くイメージに似ています。
身体全体をいつも同じ力で動作させるために、手の動きが意外に大事なのかもしれません。

本人曰くは、ポーズそのものに意味はないそうですがｗ

このルーティンについては、何度かテレビでも取り上げられています。

最近では2015年9月17日にNHKで放送された「アスリートの魂」でも取り上げられました。
あのルーティンによって、ボールを蹴る一連の動きが何回蹴ってもまったく一緒だったそうです。
85％の成功率を目指し、試行錯誤のうえ出来上がったものと紹介されていました。

五郎丸歩選手のルーティンはウィルキンソンから学んだ？

イングランドの名選手「ジョニーウィルキンソン(Jonny Wilkinson)」選手をご存じでしょうか？
愛称は「ウィルコ」で、ラグビー界のデイビッド・ベッカムと言われています。

とにかくすごい選手で、歴代最多のワールドカップ通算249得点を記録しています。
2000年代を代表するスター選手だったということですね。
ウィルキンソン選手は、2014年5月19日に所属するトゥーロン（フランス）から引退しています。

このウィルキンソン選手がキック前に同じようなポーズを取っており、多くの選手が真似ています。

実は

ウィルキンソン選手は日本に何度か来日し、2004年には早稲田大学ラグビー部の臨時コーチを務めたことがあるんです。
このときの早稲田メンバーに五郎丸歩選手も含まれていました。

出典：http://www.wasedarugby・・・

つまり、直接指導を受けているということですね。
ウィルキンソン選手のルーティンに影響を受けたとしても不思議はありません。

【追記】
五郎丸歩選手のルーティンについて新情報が出てきました。
もともとウィルキンソン選手を真似ていたが、なかなかゴール成功率が上がらずに五郎丸歩選手は悩んでいたそうです。
その成功率を大きく上げた立役者が「兵庫県立大准教授の荒木香織メンタルコーチ」だそうです。
荒木香織コーチと2人で現在のルーティンを作り上げたらしいのです。
この特徴的なポーズは、スポーツ心理学の面から「緊張して当たり前の状況でも蹴ることに集中できる」ように考案されたとか。
荒木香織氏はジョーンズHC体勢の臨時コーチとして雇われ、英国のワールドカップにも帯同しています。

今後の日本代表の活躍を祈る

今後の試合で、ちょっと気になるのが燃え尽き症候群です。
世界ランク13位の日本が世界ランク3位の南アフリカから大金星をあげたのですから、多少美酒に酔っても仕方ないかもしれません。
（この結果により、世界ランキングが日本は11位に、南アフリカは6位になりました）

しかし、こんなところで満足してほしくないですね。

南アフリカ戦を見てもラッキーな勝利ではありませんでした。
間違いなく世界レベルの実力が付いていると思いました。

まずは予選を突破し、念願のベスト8入りを果たしてほしいと思います。
とにかく応援しましょう！！！

なお、五郎丸歩選手のプライベートも紹介しています。

五郎丸歩は結婚済？嫁が筋肉守る？息子は？出身中学・高校は？兄弟(亮)は？

また、五郎丸人気に乗じて、五郎丸駅がブームになっているようなので記事を書きました。

福岡県・五郎丸駅へラグビー観光！地図・場所は？全国の五郎丸地名マップも紹介ｗ

この駅なら五郎丸ポーズを気兼ねなくできますｗ