4回転ループ公式初の成功者は?羽生結弦と宇野昌磨の動画比較!基礎点は?
フィギュアスケート四大陸選手権2016の公式練習にて、宇野昌磨(うの しょうま)選手が4回転ループを成功させていました!
日本では羽生結弦(はにゅう ゆづる/ゆづ)選手も成功させたことのあるクワドジャンプのループ。
羽生結弦選手と宇野昌磨選手の4回転ループを動画で比較したいと思います!
新時代に突入した男子シングルですが、4回転ループは未だ公式試合で成功した選手はいません。
4回転ループの公式初成功者は誰になるのか?基礎点は?これまでの成功者は?等、4回転ループに関する情報も紹介します。
もしかしたら世界フィギュアスケート選手権2016で4回転ループの成功が見られるかもしれません。
目次
宇野昌磨が四大陸2016公式練習で4回転ループ成功
2016年2月18日~21日にかけて行われているフィギュアスケート四大陸選手権2016。
2月18日に行われた男子シングルの公式練習で
宇野昌磨選手が4回転ループを3度も成功させていました!
出典:Twitter
そのうち本人が認めるクリーンな着氷は1回だけとのことですが・・・
10回挑戦して、3回も着氷していたのです。
4回転ループに挑戦している理由として
「誰も跳んだことのない4回転ジャンプを増やしたい思いが強い」
と宇野昌磨選手は言っています。
さらに・・・
「調子のいいときにしか跳べないジャンプではなくなってきている」
というように、公式練習での4回転ループ成功率は30%です。
しかも、「普段の練習ではもっと質のいいジャンプができる」と堂々と言っているんです!
ただ、四大陸選手権2016ではプログラムに入れないとのこと。
3月28日~4月3日にかけて行われる「フィギュア世界選手権2016」で入れてくる可能性はあるかもしれません・・・!
羽生結弦も4回転ループを入れてくるか?
日本の選手で4回転ループに挑戦しているといえば、「羽生結弦」選手ですよね!
羽生結弦選手はエキシビジョンで4回転ループを複数回成功させています。
・2015年4月19日に行われた「国別対抗戦」のエキシビジョン ・2015年5月29日~31日に行われた「ファンタジー・オン・アイス2015」 ・2015年12月13日に行われた「グランプリファイナル2015」のエキシビジョン |
私が確認できているだけでも3回成功させているんです。
しかも、「国別対抗戦」で跳んでいたのは「4Lo」に「3A」のコンビネーション!
(正確にはステップが入っているのでコンビではありませんがw)
羽生結弦選手も、世界選手権2016で4回転ループを入れてくる可能性があります。
グランプリファイナルで成功させた後、プログラムに入れてくるかどうかについては「要相談ですね」と言っていました。
羽生選手は実戦で使えるレベルまで精度が上がっていない場合は組み込んできません。
現時点でも限界に近い鬼構成なので、入れてくるかどうかは羽生選手、コーチ陣の判断次第ですね・・・。
もし世界選手権2016で入れてきて、成功させたとしたら・・・
約2年でのスピード成功者となります。w
普通は1つの4回転ジャンプに約10年かかると言われているくらいの難易度なんです。
ただ、羽生選手ならやってしまいそうな気がしてなりません・・・w
宇野昌磨・羽生結弦の4回転ループ動画比較!
日本男子フィギュア界を引っ張っている絶対王者・羽生結弦選手と、追いかける次世代トップスケーター・宇野昌磨選手。
2人が成功させた4回転ループの動画を比較してみましょう!
まずは宇野昌磨選手の4回転ループ。
2016年2月18日の「四大陸選手権2016」公式練習中に成功させたものです。
0218みんなのニュース 昌磨
なにSEIMEI気にいったんかwwwww pic.twitter.com/ubE9AB4xjx
— YUZ. (@natunatu934) 2016, 2月 18
※ツイートはご本人様よりクレームがありましたら削除いたします。
ちょっと文字でエッジが見えづらいのですが・・・w
スピード感のある4回転ループです!
着氷もキレイですし、軸も安定しています。
そして羽生結弦選手の4回転ループ。
2015年12月13日の「グランプリファイナル2015」エキシビジョンで成功させたものです。
こちらも回転の速い4回転ループ!
着氷時に体が少し後ろに反っていて堪えてはいますが、見事なジャンプです。
空中での軸はまっすぐキレイに見えます。
2人を見比べてみると、羽生選手の方が少しジャンプが高いように見えます。
宇野選手は回転が速く、着氷も羽生選手より少し早いように感じます。
逆に羽生選手は、回転に余裕がありますね。
宇野昌磨選手は2015年7月から練習を始め、羽生結弦選手は2014年2月のソチ五輪後から練習を始めています。
約半年ほど練習期間は違うんです。
とはいえ、宇野昌磨選手は練習を始めて約7か月で成功率30%まで持っていっているんですよね・・・・w
ステファン・ランビエールさんに「サルコウよりループがいいんじゃない?」と言われて練習を始めた宇野選手。
ループジャンプが向いているのでしょう。
どんどんレベルが上がっていくフィギュア男子シングル、これからどうなってしまうのでしょうかww
4回転ループの基礎点は?
さて、ここで気になるのは4回転ループの基礎点。
4回転は跳べるだけでもすごいのですが、ループになるとどれくらい上がるのでしょうか?
以下がトリプルループと各4回転ジャンプの基礎点です。
ジャンプの種類 | 基礎点 |
---|---|
トリプルループ | 5.10 |
4回転トウループ | 10.30 |
4回転サルコウ | 10.50 |
4回転ループ | 12.00 |
4回転フリップ | 12.30 |
4回転ルッツ | 13.60 |
4回転アクセル | 15.00 |
4回転トゥループよりも1.70高く、4回転サルコウよりも1.50、点数が高くなります。
トゥループとサルコウは点差が0.20。
ループになっていきなり点数が上がります。
それほど4回転ループに挑戦するというのは難しいことなんですね。
ボーヤン・ジン選手はループ・フリップ飛ばしてルッツ飛んじゃいますがww
公式初の成功者は誰になる?
羽生結弦選手が最有力かと思われていたところに、宇野昌磨選手の4回転ループ成功のニュース。
公式戦初の4回転ループ成功者は、一体誰になるのでしょうか??
これまで4回転ループに挑戦してきた選手には
・ティモシー・ゲーブルさん(アメリカ) ・本田武史さん(日本) ・ケヴィン・レイノルズ選手(カナダ) ・コンスタンチン・メンショフ選手(ロシア) ※羽生選手、宇野選手は除く |
がいます。
しかしながら、未だにISU認定の公式試合で成功させた選手はいません。
※2016年2月18日時点
史上初の4回転ループが見られる可能性があるのは、2016年3月28日からの「世界フィギュア選手権2016」。
宇野昌磨選手はまだ完成度に納得がいっていない感じなので、最有力候補はやはり羽生結弦選手だと思います!
世界フィギュア2016まで約1か月・・・。
羽生結弦選手が4回転ループを決めて「史上初」をまたしても出してしまうのか?
はたまた宇野昌磨選手が4回転ループを入れてきてしまうのか??
今後も男子フィギュア界から目が離せません!